どんな存在でも自ら存在するものはなく、生存すること自体が神様の力による賜物

原理講論

第二節 万有原力と授受作用および四位基台 を『霊界の実相と地上生活』から補足します。どんな存在でも自ら存在するものはなく、生存すること自体が神様の力による賜物です。ですから、神はいない、とか、神は死んだ、などというのは自身の否定になってしまいます。

【参照】 http://mmutyu.web.fc2.com/malsm/reikaino_jissou/reikaino_jissouto_tijyouseikatu1_04.html

第三章 原理から見た霊界の暮らし

 一 主体と対象と霊界の法

  (1) 主体

 主体が対象に向かって何か与えようとする力の作用は、人間が肉体をもっているとき現実に現れるようになりますが、これを「原理」では万有原力と表現したところがあります。

 ところで、主体と対象が互いに授け受けする授受作用の力は万有原力であり、万有原力の根本となった力の主人公が、正に神様です。神様から賦与されるその力は、主体が対象に与える力や、対象が主体に返す根源的な力として作用します。また、自ら発揮するのではなく、原因者であられる神様から賦与されたものであり、この力によって私たちは存在しています。

 それゆえ、存在界のすべての根源的な力は、主体と対象が相対基準をなしていくとき発揮する力の作用として存在します。いかなるものでも独自的に、自ら存在するものはありません。生存ということ自体が、主体と対象間に授け受けする力としてなされるのです。それゆえ、天上においても地上においても、すべて存在するための存在の力は、主体と対象間に授け受けする過程の中で現れます。

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